コラム

LINE公式アカウントの配信設計のコツ

LINE公式アカウントの配信設計のコツ

LINE公式アカウントを開設したものの、「どんな配信をすればいいのか分からない…」とメッセージ配信に頭を抱える運用担当者はいませんか?

今回はそんな方に向けて、LINE公式アカウントを上手く運用するための配信設計の考え方についてお話しします。

「誰に何のコンテンツをどのように送ったらよいか分からない…」「配信するたびにブロック率がどんどん上がってしまう…」など、配信に関するお悩みを抱えるすべての方にご覧いただきたい内容です。
ぜひ最後までご覧ください!


TOPICS
①メッセージの配信日時を固定しよう
②友だちの生活時間に合わせた日時に配信しよう
③週1回のメッセージ配信からはじめよう
④運用戦略に沿ったあいさつメッセージを設定しよう
⑤友だちのニーズに合った内容とクリエイティブでコンテンツを配信しよう
おわりに

①メッセージの配信日時を固定しよう

LINE公式アカウントのメッセージ配信においてもっとも大事なのは、メッセージが配信される日時を固定することです。

なぜなら配信メッセージの効果検証を行う際に、配信された曜日や時間帯、コンテンツの内容、バナーなどのクリエイティブなど要素に分解する必要があるからです。

 

しかし、配信日時が月や週でバラバラだと、開封されやすい曜日や時間帯の傾向が掴めず、配信されたメッセージの効果(開封率やクリック率など)を正確に比較することが難しくなります。そこで、コントロール可能な配信日時を固定することで、効果分析の効率を高めます。

 

また、配信日時を固定しておくことで、配信コンテンツの制作スケジュールやテスト配信のスケジュールも固定できるため、運用がスムーズになります。配信漏れやテキストエラーなどの配信事故を防ぐことにも繋がるため、メッセージの配信日時は固定しましょう。

 

 

②友だちの生活時間に合わせた日時に配信しよう

より多くの友だちに開封して、届けた情報を読んでもらうためには、友だちが配信メッセージを読んでくれそうな時間帯を想定して設定することです。

アカウントの運用方針や扱う商材によって決め方はさまざまですが、配信日時を決定するうえでヒントとなる方法をいくつかをご紹介します。

 

  • 公開されているスマートフォンの利用実態についての調査結果を参考にする

スマートフォンの利用時間帯やインターネットの利用時間帯は、調査会社から多くの調査結果が公表されています。朝6〜7時台、夕方17〜18時台、夜21時台が利用時間として多い傾向にあるようです。さらに細かく年代別に出ている調査結果もあるため、まずは調べてみるとよいでしょう。

 

  • 競合製品・サービスの公式アカウントの配信日時を参考にする

競合アカウントが何曜日の何時に配信しているのかを必ず調査しましょう。競合アカウントも同じように、色々考えた上で配信日時を設定しています。独自のマーケティングデータを活用して配信日時を設定しているかもしれません。そこでまずは、競合アカウントと同じ日時に配信して効果を見ることもひとつの手です。

 

  • アカウント内でアンケートを実施して決める

ある程度友だちが集まったらアンケートを実施して、希望する配信日時や、スマートフォンおよびLINEを利用する時間帯についてユーザーの声を聞く方法もあります。すでに友だちになっているユーザーの意見なので、ターゲットの属性を踏まえた配信効果の高い時間帯を取得できる可能性が高くなります。この手法で配信日時を決定すれば、今後友だちになるユーザーにも効果的です。

 

  • あえて配信日時をずらす

多くのLINE公式アカウントがメッセージ配信を行うということは、それだけメッセージが埋もれやすくなります。同時刻に複数アカウントからメッセージが届くと、埋もれてしまって大事なメッセージに気が付かなかった、という経験が皆さんにもあるのではないでしょうか。そこでトークリストの1番上に来るように、数分後ろ倒しで配信する方法や競合アカウントと時間帯を大きくずらす方法があります。上述した方法であまり効果が得られなかった場合に試してみるのも良いかもしれません。

 

 

③週1回のメッセージ配信からはじめよう

LINE公式アカウントのメッセージ配信は、週1回から始めてみましょう。

LINE公式アカウントはいわゆるPUSH配信であるため、アプリを起動していない状態でもメッセージが友だちに通知されます。PUSH配信は、ユーザーに通知が届くことで配信したメッセージに気が付いて内容を確認してもらえるという特徴がありますが、逆にユーザーにとって重要度が低い情報ばかり通知が来ると煩わしい印象を与えてしまい、通知オフにされてしまったりアカウント自体をブロックされたりする可能性が高まることも事実です。

 

配信するコンテンツが、友だちにとって優先度が高く、その時に必要な情報(もしくは好ましい情報)であれば良いのですが、アカウントを開設したばかりの時にはどのようなコンテンツが好まれるのか不明であることが多いため、デメリットの方が大きくなりがちです。

友だち受けの悪いコンテンツが混ざった状態で、1週間に何度もメッセージを配信すると、その分ブロック率が上がることが予想されます。

あえて通知の設定をオフにすることを促してブロック率を下げるテクニックもありますが、アカウントを開設してすぐの状態では難易度が高いのでおすすめしません。

そこでLINE公式アカウントの傾向を踏まえ、まずはメッセージ配信を週1回にして、友だちに好まれるコンテンツや必要とされる情報を見極めましょう。そこから今後のメッセージ配信の頻度の増減を判断すると、ブロック率を抑えることができます。

 

 

④運用戦略に沿ったあいさつメッセージを設定しよう

あいさつメッセージとは、LINE公式アカウントを友だち追加した際に自動的に送信される1通目のメッセージです。

テキストやスタンプ、リッチメッセージなどを自由に組み合わせることができます。販促を目的にしているアカウントでは初回クーポンの配布を行うこともあり、LINE公式アカウントの運用戦略に沿ったものをきちんと設定することで、次回の配信以降もメッセージを読んでもらう可能性を高められます。

 

 

 

あいさつメッセージは以下の事項に注意が必要です。

 

  • 友だちになるメリットを伝える

ユーザーは、いろいろな動機で友だち登録しますが、すべての友だちが配信メッセージを読んでくれるわけではありません。そこで、「友だち登録をするとどんな良いことがあるのか」をきちんと初回のあいさつメッセージで伝える必要があります。

 

  • 簡潔で読みやすいあいさつメッセージを心掛ける

あいさつメッセージは自由に設定できるため、ついつい長く設定してしまいがちです。しかし、友だちがメッセージのすべてを読んでくれるわけではないため、「スマートフォンの画面の1ページ以内に収めること」と「アカウントを印象付ける写真やバナーはできるだけ前半に持ってくること」を意識しましょう。

 

最初のメッセージは新しく追加された友だちからの関心が高く、多くの友だちに読まれる可能性が高いため、アカウントを強く印象付けることができます。

 

 

⑤友だちのニーズに合った内容とクリエイティブでコンテンツを配信しよう

LINE公式アカウントでは、すべての友だちに同じコンテンツを配信する一斉配信と、特定の条件や属性の友だちにだけ配信するセグメント配信をすることができます。

一斉配信だけを続けていると、メッセージの内容に興味がない友だちが増えて、ブロック率の増加に繋がる恐れがあります。そのため、セグメント配信を上手く活用して友だちごとに配信内容を出し分け、配信効果を最大化することが大切です。

 

例えば、健康食品のLINE公式アカウントを運用しているとしましょう。

友だちのなかでも男性はボディメイクに、女性はダイエットに強い興味関心があった時、全配信よりも、セグメント配信を行った方がより効果的です。

男性にはタンパク質の吸収を助ける効果を訴求し、女性には糖質や脂肪吸収を抑える効果を訴求するなど、ターゲットに応じて訴求効果を出し分けることで開封率やクリック率の上昇が期待できます。

 

 

また、ただ単に内容を変えるのではなく、セグメントの特性に応じてテキストのフォントやカラーなど、配信で使用するバナーのクリエイティブを変えることも重要です。

この例の場合、男性には太いフォントや黒を基調とした強い男性像を意識させるようなバナーを、女性には細いフォントや明るい色を基調としたスリムな体型を印象付けるバナーを採用すると、訴求内容をより強く印象付けることができます。

 

 

 

おわりに

いかがでしたか?

LINE公式アカウントのメッセージ配信にはさまざまな方法があります。

しかし、戦略を立てずに配信を続けるとブロック率が高くなり、その後のリカバリーが難しくなってしまいます。そうならないためにも、今回解説した5つのポイントを意識して配信しましょう。

 

トーチライトでは、LINE公式アカウント運用の初期段階を特に重要なフェーズと位置付け、配信戦略の設計から日々の運用に関するアドバイスまで、多種多様なアカウントの運用実績を踏まえてサポートしています。

メッセージ配信にお悩みの方や具体的な戦略設計を相談したい方など、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

 

アカウントソリューション局

LINE公式アカウントの開設初期から、戦略立案・コンテンツ制作・配信サポート・レポーティング・APIツールを用いたカスタマイズ機能の提供などお客様の課題に合わせて総合的に支援します。

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