コラム

LINE公式アカウントでメッセージの開封率を上げる方法を聞いてみた!Part1

LINE公式アカウントでメッセージの開封率を上げる方法を聞いてみた!Part1

LINE公式アカウントを運用していて、今後のメッセージ配信についてお悩みを抱えている方はいませんか?
アカウントを開設して友だちは集まったものの、効果のあるメッセージ配信方法がわからず、とりあえず全ユーザーへ向けてメッセージ配信を行っている運用者もいらっしゃるのではないでしょうか。

メッセージの全配信は、友だち追加をしてくれたユーザー全員にメッセージを送ることができるというメリットがありますが、そのまま続けていてもユーザーに開封されることなく、コストだけがかさんでしまう可能性があります。

しかし、配信の仕方を少し変えるだけで、ユーザーに合わせたメッセージ配信を行うことができ、開封率を上げることができます。

今回は、弊社トーチライトのLINE公式アカウントに関する提案を行う営業担当の池田に、メッセージ開封率を上げる方法をインタビューしてみました。実際にターゲットを絞ったメッセージ配信を行なっている企業の事例をご紹介しているので、ぜひご覧ください!

LINE公式アカウントの運用を成功させる秘訣とは?

LINE公式アカウントを運用する上での考え方、LINE公式アカウント運用“成功の秘訣”についてご紹介します。

TOPICS
ターゲットを絞ったメッセージ配信とは?
メッセージ開封率を上げる方法とは?
おわりに

ターゲットを絞ったメッセージ配信とは?

LINE公式アカウントでは、メッセージによって配信するユーザーを絞り込む「オーディエンス配信」ができます。

 

オーディエンス配信は、対象ユーザーを絞り込んで、ユーザーのニーズに合ったメッセージを配信できることが強みです。ユーザーの好みや、企業のLINE公式アカウントと友だちになる理由はそれぞれ異なります。そんななか、全てのユーザーに同じメッセージを配信しても、ユーザーの満足度は上がりません。例えば、女性向けの商品の告知メッセージを全配信で男性ユーザーにも配信した場合、自分に関係のない情報だと感じてメッセージを開封されない可能性があります。

 

 

 

 

一方的なコミュニケーションを行うと関心度の低いユーザーからはブロックされる可能性も高いので、誰に向けてどのようなメッセージを配信するかはとても大切です。

ユーザーの属性や目的、関心があるものを分析した上で、それぞれのユーザーに合わせた配信を行うことで、全配信と比べてより詳細なコミュニケーションを行うことができます。

 

では実際にどのようにターゲットを絞ってメッセージを配信しているのか、弊社のクライアントA社が行なった方法を池田に聞いてみました。

 

 

メッセージ開封率を上げる方法とは?

―はじめに、ターゲットを絞った配信を行った経緯を教えてください。

 

●池田 弊社のクライアントA社は、私が担当した時にはすでにLINE公式アカウントを開設しており、友だち数も数千万人いる大規模なアカウントを運用していました。しかし、友だち数は多いもののLINEのデータの取得と活用ができていない状態で、全ユーザーに向けてメッセージ配信を行っていました。全配信を行うことは間違いではありませんが、ターゲット数が多く、関心度の低いユーザーにも届くため、興味のない内容だとブロックされてしまう可能性があります。そこで、有益な情報を届けて購買に繋げられるように、メッセージごとに配信先を絞り込むセグメント配信を行う戦略を考えました。

 

 

―実際にどのように配信先を絞り込みましたか?

 

●池田 はじめに、全ユーザーへメッセージを配信し、メッセージを開いたユーザー(開封層)と開いていないユーザー(未開封層)を把握するところから始めました。開封層はそのアカウントへの関心度が高く、未開封層は関心度が低いことが考えられます。ここでは、認知獲得を目的として配信を行っているため、未開封層へメッセージを配信しても開封されず、無駄な配信になってしまう可能性が高まります。そのため、次の配信先は開封層に限定して行うことにしました。

 

 

配信先を絞り込む時には、LINE公式アカウントのオーディエンス機能の1つである「インプレッションリターゲティング」を使用して開封層への配信を行いました。すると、全ユーザー対象のメッセージ配信の平均開封率が約45%のところ、開封層への限定配信では平均開封率が約60%という結果になりました。

 

―配信先を開封層に絞ったことで、開封率が約15%も上がったんですね!

さらに開封率を上げたい場合、他にどのようなことができますか?

 

●池田 開封率を上げるターゲティング方法は色々ありますが、A社の場合は開封層に向けてアンケートを行い、回答から得られた情報をもとにセグメントを分けて配信を行いました。

 

 

―なるほど。ちなみにどのように分けたのでしょうか?

 

●池田 アンケートでは、性別、年齢、利用頻度、利用目的など様々な項目を用意したので、それに合わせたセグメントに分けました。たとえば、10代から20代のユーザーには、アンケートの結果で若年層が好むと判明した商品の情報を配信します。他のユーザー層も同様にして、情報を出し分けます。すると、さらに配信効果が向上することを確認できました。一方で、同じ考え方で未開封層にアプローチすることも重要です。効果が高いからといって反応が良いユーザーにばかり配信していても、反応してくれるユーザーの母数自体が徐々に減っていってしまいます。効率を見つつもバランスよく配信を行うことが大切です。その他にも、ユーザーのデータを分析して開封率を上げる施策を行っているので、それは次の機会にご紹介しましょう。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

メッセージの配信先を絞り込むだけで、開封率がグッと上がります。

 

今回ご紹介したアンケート&オーディエンス配信を実施する方法はAPIツールの利用が必要になりますが、それ以外にもLINEが保持している「みなし属性」を利用する方法もあります。詳しくはこちらの記事をご覧ください!

 

今回は、開封率を上げるための施策の1つである開封層をターゲットにしたメッセージ配信方法をご紹介しました。次はA社が開封率を上げるために行った、より詳しい施策をご紹介しますので、次回もお楽しみに!

 

アカウントソリューション局

LINE公式アカウントの開設初期から、戦略立案・コンテンツ制作・配信サポート・レポーティング・APIツールを用いたカスタマイズ機能の提供などお客様の課題に合わせて総合的に支援します。

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