コラム

2024年主要アップデートまとめ!LINE公式アカウントの便利機能と活用方法

2024年主要アップデートまとめ!LINE公式アカウントの便利機能と活用方法

昨年10月にLINE社とヤフー社が経営統合され、2024年度も様々なLINEの機能がアップデートされました。これらの最新機能を活用して、メッセージ配信を行うことで、より効果的なコミュニケーションを実現することができます。

今回は、2024年にアップデートされた主要な最新機能とその活用方法についてご紹介いたします。

TOPICS
2024年LINEの主要アップデート機能一覧
LINEのアップデート機能を活用する重要性
LINEの最新アップデート機能を活用した配信手法
おわりに

2024年LINEの主要アップデート機能一覧

LINE広告やLINE公式アカウントで作業効率の向上が期待できるアップデートや、ユーザー体験が向上するようなアップデートが行われてきました。順番にご紹介していきます。

 

■LINE広告

テキスト生成AI機能(β版)リリース(2024年7月)

広告作成画面で必要情報を入力すると、タイトルやディスクリプションが自動で生成される機能です。1アカウントあたり月30回までテキストが生成でき、LINE広告に合うテキストが分からない方やテキストの制作工数を削減したい方におすすめの機能です。ただし生成文は、広告審査の承認を保証するものではなく、インハウスでやることが難しいこともあるので、その場合は弊社のようなプロの知識を借りましょう!

 

■LINE広告&LINE公式アカウント

ビジネス用クリエイティブツール「LINE Creative Lab」と「Adobe Express」の連携を開始(2024年2月)

Adobe Expressでは、デザイナー以外でも短時間で質の高いビジュアルコンテンツを手軽に制作でき、工数削減や、質の底上げが可能になりました。
制作したクリエイティブは、LINE広告やLINE公式アカウントにそのまま入稿可能で、LINE広告やリッチメニュー、リッチメッセージなどで使える400点以上のテンプレートも利用できます。

引用元:https://creativelab-tips.line.me/ja/creative-lab_seminar_202403

 

■LINE公式アカウント

LINEビジネスID※1の2段階認証の有効化(2024年9月)

2段階認証は以前から提供されている機能ですが、初期設定がオンになりました。Web版のビジネスアカウントでは、IDとパスワード入力後、登録のメールアドレスに送られるログインコードを入力することでログインできます。これにより、不正アクセスやアカウントの乗っ取りを未然に防ぐことができます。

※1 LINEビジネスIDとは、LINEが提供するビジネス向け、または開発者向けの各種管理画面にログインができる共通認証システムです。

店頭利用以外でも柔軟にクーポン活用が可能に(2024年9月)

従来は「店舗スタッフに~」といった表記がありましたが、オンラインなどでの利用をスムーズにするため、この文言が削除され、より柔軟なクーポン施策が可能になりました。

引用元:https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/service-information/update202407-09/

 

「友だち紹介クーポン」リリース(2024年8月)

既存の友だちがクーポンを他のユーザーにシェアし、紹介された人がアカウントを友だち追加すると、両者が獲得できるクーポンです。

引用元:https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/service-information/update202407-09/

 

その他クーポン機能のアップデート(2024年2月~6月)

アップデートにより、クーポン取得時にLINE公式アカウントの友だち追加が必須となりました。これにより、クーポンをフックとした友だち集客や、クーポン経由で友だち追加したユーザーのセグメント作成可能になりました。また、クーポンを受信した際、LINEのトークリストに「クーポンが届きました」の表⽰が追加されました。

そして、これまでタイトルと画像のみの表示だった数値情報にも「●円引き」「●%割引」などの数値入力項目が追加され、ユーザーの視認性が向上する仕様となりました。

引用元:https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/service-information/update202404-06/?list=7561

 

ショップカードのアップデート(2024年6月)

カードや特典のデザインがリニューアルし、クーポン表示やチャットルームへの導線など追加されたことで、よりユーザー体験が向上する仕様となりました。ショップカードの利用も友だち限定となり、ショップカード経由の友だち数も確認できるようになりました。

引用元:https://www.lycbiz.com/jp/news/line-official-account/20231107/

 

友だち追加したユーザーにオーナーからチャット(2024年7月)

これまでユーザーから先にチャットを送ってもらう必要がありましたが、友だち追加したユーザーに対して、LINE公式アカウントの管理画面からチャットルームを作成し、チャットを開始できるようになりました。以前は「企業や店舗から連絡がこない」と感じられるケースもありましたが、友だち追加後のお礼などの円滑なコミュニケーションが実現できるようになりました。

引用元:https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/service-information/update202407-09/

 

LINEチャットにヒートマップ機能が追加(2024年1月)

分析画面から、曜日・時間ごとのチャット受信数の平均値をヒートマップで可視化できるようになりました。チャットが活発になるタイミングを確認できるようになり、スタッフの人員配置や顧客対応の効率化が可能です。

引用元:https://www.lycbiz.com/jp/news/line-official-account/20240131/

 

新しいテンプレートの追加(2024年1月)

正方形が中心だったリッチメッセージのテンプレートに縦長や横長など、新たに19種類のテンプレートが追加されました。これにより、SNSの投稿や他媒体の広告で使用した画像をそのままリッチメッセージとして配信でき、より汎用的にクリエイティブを活用できるようになりました。

引用元:https://www.lycbiz.com/jp/news/line-official-account/20240131/

LINEのアップデート機能を活用する重要性

これらの機能以外にも様々なアップデートが行われており、最新情報はLINEヤフー社のお知らせサービス情報記事からも確認できます。

 

LINEのアップデートされた最新機能を導入することで、メッセージの質やターゲティングが強化され、ユーザーとのエンゲージメントが向上します。同時に効率的な運用も可能になり、LINE公式アカウント運用にかかる業務時間とコストを削減できるので、他業務も含めた全体的な運用効率が向上します。さらに、他社よりも早く取り入れることで、競争優位性を確保でき、顧客満足度を高めることも可能なので、競合企業に後れを取らないようアップデート機能をいち早く取り入れましょう!

LINEの最新アップデート機能を活用した配信手法

ここまでアップデート機能についてお伝えしましたが、具体的な活用イメージをつけていただきたく、機能を活用したLINE公式アカウントのメッセージ配信手法をご紹介します。アップデートされたクーポンやセグメント機能を用いて「新商品のリリース」を実施すれば、購買促進だけでなく、エンゲージメント向上や友だち獲得も期待できますので、ご参考にしてください!

 

配信準備

 ・クリエイティブ制作:Adobe Expressでリッチメニューやリッチメッセージを作成

 ・セグメント作成:配信目的に応じて、友だち追加経路オーディエンスで、クーポン経由の友だち
  (※2024年2月28日以降に友だち追加したユーザー)や、商品のターゲットなどを絞り込む
 ・クーポン作成:有効期限や使用回数などの条件を設定

 

配信イメージ

Day 1 – 告知メッセージ

「こんにちは!新商品『○○』が登場しました。初回購入10%割引クーポンをお送りします!」

ポイント

 ・新しい縦長テンプレートで新商品の魅力を視覚的に表現

 ・トークリストに「クーポンが届きました」と表⽰されることで開封を促進

 

Day 3 – クーポンリマインダー

「クーポンはご確認いただけましたか?LINE友だち限定で今ならポイント2倍!」

ポイント

 ・クーポン取得状況を確認し、未取得者へ再送

 ・クーポンとLINE友だち限定要素を訴求することで、LINE経由の購買促進

 

Day 7 – 友だち紹介クーポン

「今なら友だちにシェアして両方が割引クーポンをゲット!」

ポイント

 ・未購入者や過去購入歴のあるユーザーに再アプローチ

 ・友だち紹介クーポン機能を活用し、新規の友だち獲得

 ・クーポン取得者を増やし、購買率を高める

他媒体でリリースをする際も、クーポンをLINE経由で利用するよう設計すると、クーポン利用時に、LINE公式アカウントの友だち追加が必須なので、新規の友だち獲得や友だち追加後のシナリオ配信が可能です。

おわりに

今回は2024年にアップデートされたLINE公式アカウントの主要な最新機能とその活用方法についてご紹介いたしました。

 

LINEヤフー社とパートナーを組むトーチライトの支援を受けることで、アップデート情報をキャッチアップし、いち早くβ版機能や新商品などを取り入れることもできます。

 

トーチライトでは、LINE公式アカウントコンサルティングサービス「TeLAS」を通じて、企業の課題に合わせた戦略設計から配信設定、検証分析までトータルサポートいたします。また、API対応ツールであるメッセージ管理ソリューション「DialogOne®」のご提供も可能です。

 

 

アカウントソリューション局

LINE公式アカウントの開設初期から、戦略立案・コンテンツ制作・配信サポート・レポーティング・APIツールを用いたカスタマイズ機能の提供などお客様の課題に合わせて総合的に支援します。

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